









はじめに
「フリーランスって、1日どう過ごしてるの?」「週3勤務ってどんな生活?」
こうした疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。特に会社員として働いていると、週5勤務が当たり前という感覚があるため、週3という働き方がどんなものか想像しにくいかもしれません。
フリーランスは、働く時間も日数も自分次第。その中で「週3勤務」というスタイルを選ぶ人も増えています。副業や学習に時間を使ったり、家族との時間を大切にしたり、自分らしい働き方を実現できるのが魅力です。
この記事では、実際に週3勤務で活動しているフリーランスエンジニアの「ある1日」を紹介します。仕事と生活のバランスの取り方、どんな工夫をしているのかなど、リアルな視点でお届けします。
「自分にもできるかも」と思えるヒントがあれば嬉しいです。
プロフィール紹介
- 年齢:20代後半
- フリーランス歴:3年目
- 担当領域:Web系フロントエンドエンジニア(HTML/CSS/JavaScript/React)
- 案件スタイル:エージェント経由で週3勤務の中長期案件を担当(基本はフルリモート)
- 単価:月額約45万円(週3稼働ベース)
- 作業環境:自宅のワークスペース+ノートPC・外部ディスプレイ
- 生活スタイル:平日に働き、週の残り2日は家族との時間や自己学習、副業に活用
筆者自身が実際に週3勤務で活動していた当時の働き方をもとにしています。 実体験を通して得られた気づきや工夫を、この記事全体でできるだけリアルにお伝えしていきます。
フリーランスとしての働き方に慣れてきた今は、時間と心に余裕を持ちながら、自分のペースで成長を続けています。
リアルな1日のスケジュール(勤務日の一例)
ここでは、筆者が実際に週3勤務で稼働していたときの、ある1日のスケジュールをご紹介します。
7:30 起床、朝のルーティン
朝は比較的ゆっくりめの起床。軽くストレッチをしてから、朝食を食べてから朝の支度を整えます。その後はコーヒーを淹れ、前日のToDoを見直しながら今日の予定を整理。天気の良い日はワークスぺーすの窓を開けて深呼吸するのも日課。
9:00〜12:00 午前の開発業務
クライアントとのSlackに軽く挨拶を入れて、タスクの進捗を確認。Backlogを見ながら、午前中に片付けられそうな作業から着手します。開発に集中するため、通知は最小限に。基本的にはWebサイトのフロントエンド実装を担当。
12:00〜13:00 昼休憩
お昼は自炊が基本。簡単なパスタや丼もので済ませることが多いです。食後はYouTubeで好きなクリエイターの動画を観たり、軽くストレッチをしたりしてリフレッシュ。
13:00〜17:00 午後の開発業務
午後はクライアントとのZoom定例ミーティングからスタート。その後は午前中の続きや、コードレビュー対応などを進めます。集中力が落ちてくる15時ごろには軽く筋トレやストレッチを挟むことも。
17:00〜18:30 買い物・散歩などリフレッシュ
業務終了後は近所を30分ほど散歩したり、スーパーで買い物したり。仕事と生活の切り替えを意識。
20:00〜22:00 副業・自己研鑽・オンラインゲーム
夜は技術ブログの執筆やポートフォリオの更新など、副業やスキルアップの時間に充てています。Udemyで新しいライブラリを学ぶ日もあれば、案件に関連した技術のドキュメントを読んでインプットする日も。趣味の時間も大切にしているので、オンラインゲームで遊ぶ日も!
23:00 就寝
スマホやPCは22時以降触らず、照明を落としてゆっくり就寝準備。睡眠時間はしっかり確保して、翌日に疲れを持ち越さないように心がけていました。
週3勤務のメリットと課題
週3勤務という働き方には、大きな自由と柔軟性があります。その一方で、安定性や自己管理の難しさも伴います。ここでは、実際に週3で働いてみて感じたメリットと課題についてご紹介します。
メリット
- 自由な時間が増える 週に2〜4日が稼働日でないため、趣味や学習、家族との時間など、自分のために使える時間が圧倒的に多くなります。副業やポートフォリオ制作に集中できるのも大きな魅力です。
- 精神的な余裕が生まれる 毎日同じルーティンを繰り返すのではなく、自分でペースを調整できることで、疲れをためにくくなりました。睡眠や食事の質も自然と向上しました。
- ライフイベントとの両立がしやすい 子育てや介護、転居など、ライフイベントが発生したときにもスケジュール調整がしやすく、無理なく仕事を続けられるのは週3勤務ならではです。
課題
- 収入がフルタイムに比べて減る 単価が高くても、稼働日数が少ない分、収入は一定の上限があります。特に生活費や貯蓄のバランスを見極める必要があります。
- スケジュール管理が重要 稼働日とオフの日のバランスを崩すと、生活リズムが乱れたり、逆に「働いてないのに疲れる」という状態になることもあります。時間管理の意識が欠かせません。
- スキル維持の努力が必要 稼働日が少ない分、技術的なアップデートの機会も限られるため、自主的に勉強や情報収集を行うことが求められます。
週3勤務は、うまく活用すれば理想的な働き方になりますが、自由を手に入れる分、主体的に動く力と計画力が求められる働き方でもあります。
会社員時代と比べて変わったこと
フリーランスとしてフルリモート週3勤務で働くようになってから、会社員時代とはさまざまな点で生活や意識が変わりました。
通勤のストレスがなくなった
毎朝の満員電車や天候に左右される通勤から解放されたことは、精神的にも肉体的にも大きな変化でした。その分、朝の時間に余裕ができ、自分のペースで1日をスタートできるように。
スケジュールを自分で設計できる
会社員時代は「9時〜18時」が絶対的な枠でしたが、フリーランスになってからは「今日は午前だけ集中して、午後はゆっくり」など、自分の体調や集中力に合わせて柔軟に動けるようになりました。
お金に対する考え方が変わった
会社員時代は毎月決まった額が入るのが当たり前でしたが、フリーランスになると収入は自己責任。そのぶん「何に投資するか」「どう節約するか」といったお金の使い方に対してもシビアに考えるようになりました。
孤独とどう向き合うかを学んだ
チームでの雑談や飲み会がなくなることで、孤独を感じる瞬間もあります。しかし、その代わりに自分と向き合う時間が増え、自分が何をしたいのか、どんな働き方が心地よいのかを深く考えるようになりました。
このように、週3勤務のフリーランスライフは、生活リズム・仕事観・人間関係など、あらゆる側面に影響を与えてくれました。
まとめ|週3勤務でも、フリーランスはしっかり稼げる・暮らせる
週3勤務というスタイルは、自由な時間を確保しながらも、安定した収入を得ることが可能な現実的な働き方です。フリーランスというと「週5フル稼働しないと稼げないのでは?」というイメージもありますが、スキルや働き方の工夫次第で、しっかりと自立した生活が可能です。
実際に週3で働いていた筆者としても、時間の自由度が高まったことで学びの時間や副業の挑戦、家族とのゆったりした時間など、人生の質が大きく向上したと感じています。
もちろん、収入の変動や自己管理の難しさといった課題もありますが、それ以上に「自分らしく働ける」ことの価値は大きなものです。
これからフリーランスを目指す方や、週3勤務に興味がある方は、まずは自分の理想のライフスタイルを思い描きながら、少しずつ情報収集や準備を進めてみてください。
「週3勤務でも、ちゃんと働けて、ちゃんと暮らせる」そんな現実的な選択肢であることを、この記事を通じて感じていただけたら幸いです。