「スキルも整ってきたし、準備もできた。でもどうやって仕事につなげればいいの?」
「発信が大事って聞くけど、SNSもブログも苦手で…」
フリーランスにとって、「見つけてもらうこと」「信頼してもらうこと」は、仕事を得るための第一歩です。
どんなにスキルが高くても、あなたの存在が知られていなければ、仕事はやってきません。
この【ステップ⑥|発信編】では、フリーランスが仕事につなげるために実践すべき「SNS・ブログ・ホームページでの情報発信」の考え方と具体的な活用方法を解説します。
※この記事は「フリーランスになるための7つのステップ」シリーズの一部です。
全体像をまだご覧になっていない方はこちらからどうぞ。
▶ フリーランスになるには?7つのステップで始め方をやさしく解説【完全ガイド】
なぜ発信が必要なのか?
フリーランスにとって、SNSやブログ、ホームページは**“名刺”であり“営業マン”であり“実績集”でもあります**。
会社員と違い、フリーランスは自分で自分を売り込まなければなりません。とはいえ、ガツガツ営業するのが苦手な人も多いはず。
そんなときに、代わりにあなたを広めてくれるのが「情報発信」です。
情報を発信しておくことで、
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どんな人なのか伝わる(人柄・価値観)
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どんなことができるのか分かる(スキル・実績)
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どんな人に役立つのか伝えられる(サービス内容)
という効果が生まれ、自然と仕事が舞い込む状態をつくることができます。
フリーランスにおすすめの発信チャネル
発信といっても種類はさまざま。ここでは代表的な3つのメディアをご紹介します。
① SNS(X/Instagram/Threadsなど)
SNSは、フリーランスが最も手軽に始められる発信チャネルです。
毎日の活動報告やノウハウシェアなどを発信することで、あなたに興味を持つ人が増え、仕事にもつながります。
たとえばこんな使い方がおすすめです。
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X(旧Twitter):言語化力がある人に向いている。BtoB向き。交流も活発
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Instagram:ビジュアル重視。美容・ライフスタイル系との相性◎
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Threads:今後伸びる可能性あり。発信練習にも最適
投稿例:
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制作中の作品や仕事風景の投稿
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仕事への考え方、こだわり、工夫
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読んだ本・受けた講座のアウトプット
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クライアントの声・制作実績(許可の範囲で)
SNSは「人となり」を伝えるのに効果的。仕事以外の投稿も混ぜながら、フォローしたくなるアカウントを目指しましょう。
② ブログ(note/WordPress など)
ブログは、あなたの「知識」や「ノウハウ」「経験」をストック型で発信できるメディアです。
SNSよりも深い内容を丁寧に書けるので、「専門性」や「信頼性」をアピールするのに向いています。
書く内容の例:
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フリーランスとしての働き方
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サービスに関連するノウハウ(例:SEO、デザイン、マーケティング)
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クライアントとのやりとりや裏側のエピソード
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よくある質問とその答え(お問い合わせの前に読んでもらえる)
ブログは資産になります。投稿が検索にヒットし、半年後に問い合わせにつながることも。
まずは無料で始められるnoteやはてなブログでも十分です。
③ ホームページ・ポートフォリオサイト
ホームページやポートフォリオは、あなたの実績・提供サービスをまとめた「信頼の名刺」のような存在。
SNSやブログと連携させておけば、興味を持った人が詳細を見に来てくれます。
掲載内容の例:
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自己紹介・経歴
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提供サービスの詳細
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実績・ポートフォリオ
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お問い合わせフォーム
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お客様の声(あれば)
デザインにこだわらなくても、CanvaやNotion、ペライチなどで手軽に作れます。まずは1ページだけでもOK。
発信を仕事につなげる3つのポイント
情報を発信するだけでは仕事にはつながりません。次のポイントを意識して発信の質を高めましょう。
① 誰に向けて発信するかを明確にする
「自分が届けたい人」「仕事につなげたい相手像」をハッキリさせることで、発信内容が絞られ、メッセージが届きやすくなります。
例:
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SNSが苦手な個人起業家向け → やさしい解説や代行ノウハウ
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Web集客に困っている中小企業 → SEO記事のメリットや事例紹介
発信内容はあなたの仕事と直結する「無料サンプル」だと考えましょう。
② 発信頻度より“継続”を意識する
最初は毎日更新しようと意気込んでも、途中で疲れて辞めてしまうケースがほとんど。
無理のない頻度で続けることが最も重要です。
週1回のブログ更新でも、半年後には大きな差が出ます。
「発信が苦手」「続けられない」という方は、最初から“習慣にできるレベル”で始めましょう。
③ CTA(行動の呼びかけ)を忘れずに
発信を見て「いいな」と思ってくれた人が、あなたに連絡しやすいように、必ず「次の行動」を促す導線を設けましょう。
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「お問い合わせはこちらから」
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「ポートフォリオを見る」
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「無料相談受付中」
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「サービスの詳細はこちら」
SNSのプロフィール欄やブログ記事の最後に、わかりやすくリンクを置いておくことが大切です。
よくある不安と対処法
Q:顔出しや実名じゃないとダメ?
A:無理に出す必要はありません。匿名でも仕事を取っている人は多数います。信頼を積み重ねていく姿勢が大切です。
Q:発信内容が被ってないか不安…
A:むしろOK。同じテーマでも、あなたの言葉で伝えることが価値になります。経験や視点を織り交ぜて発信していきましょう。
Q:誰も見ていない気がしてモチベが続かない
A:最初は「見られないのが普通」と思ってOK。続けていくことで検索に載ったり、SNSで届いたりします。小さな反応を大切に。
次はステップ⑦【案件獲得編】へ進もう
情報発信であなたの存在を知ってもらったら、いよいよ案件獲得のステップへ進みましょう。
次のステップでは、仕事の取り方・営業のコツ・クラウドソーシング活用法など、最初の案件を得るための方法を詳しく解説します。